それぞれの課題を見出し
理想の養豚経営をサポート
養豚管理獣医師の仕事は、第一に農場経営を安定化させること、その上で経営体としてのアイデンティティーを確立し、経営者とスタッフの皆さまの自己実現をお手伝いすることです。
農場が抱える問題は、実にさまざまです。そして多くの場合、表面に見えている問題は、背後に根本的な問題をはらんでいます。目前の「困りごと」をきっかけに、根本的な問題を捉え解決することで、真に強い経営体に成長することができます。
真に強い経営体とは、何でしょうか。私たちが考える答えは、「変化に対して恐れずに向かってゆける経営体」です。畜産を取り巻く情勢は目まぐるしく変化しており、今正解とされていることが来年ひっくり返っていたとしても珍しくありません。
自農場の抱える問題点を直視し、成功からも失敗からも学び、目指す姿に近付いていくこと。このプロセス自体が、経営体に自信と存在意義を与えてくれます。私たちは、その最も近い伴走者であり続けます。
ひとつ、忘れてはならない視点があります。農業は、地域と密着した産業です。個々の農場の存在意義は、地域にとっての存在意義と分かつことはできません。農場の持続可能性と地域の持続可能性が同一線上にあるために、農場はどうあるべきなのか。地域との発展的な共存は、経営者とスタッフにとって揺るぎのない存在意義を生み出します。
私たちは、地域という観点から養豚経営を捉えることを重視し、個々の経営体が地域になくてはならない存在になるお手伝いをします。
コンサルタントとしてはじめに農場の方にお伺いするのは、「この農場を、これからどんな農場にしていきたいのか」ということ。
ご自身が目指す「理想の農場」を実現するために、まずはどういったことに取り組めばいいのか。農場の設備なのか、日々のオペレーションの見直しなのか、人材育成なのか、といったことを話し合いながら、そのために必要なことについてのアドバイス、実践サポートなどを行っていきます。
【サービスの流れ】
1:まずは当サイト「お問い合わせ」より、農場の状況やお困りのことをお伝えください。
2:成績や農場に関するいくつかのデータの提出をお願いし、このデータから生産性の診断を行います。
3:実際の農場を訪問させて頂き、ピックフロー、作業動線、防疫条件、疾病状況を確認します。
4:疾病が問題になっている場合、必要な検査を実施し、正確な診断を行います。
5:問題を抽出して優先付けし、対策案を提案しながら状況の推移を定期訪問の中で見て行きます。
<具体的なサービス例>
〇基本的な飼育衛生管理指導
〇疾病発生時の迅速な診断と対策
〇疾病侵入防止のためのバイオセキュリティ構築
〇養豚場管理者・スタッフへの人材教育
〇養豚経営に関するコンサルティング
〇農場ブランディング
研修プログラムと
定期勉強会プログラムについて
養豚や豚についてさまざまな知識や技術を知る機会をご提供し、より理解を深めていただけるよう、対象者のご要望に合わせた研修プログラムも実施しています。
獣医師、養豚場経営者及び従業員、各メーカーの営業・開発・マーケティングの方々などが、それぞれの業務に活かせる技術や知識を習得できるカリキュラムをご用意いたします。
また、受講者の知識や経験に合わせたさまざまなコース(初級・中級・上級・特別技術コース)もございます。
研修期間、スケジュールなども柔軟に対応いたしますので、詳しくはお問い合わせください。
お客様の声:米本畜産様
「私たちは先生のおかげで、以前とは見違えるほどの経営状況を実現することができたし、本当に先生がいてくれて良かったと思う場面が多いので、周りの農場経営者の方々にも、悩みがあったら先生に相談するようにいつもすすめています」